扁平足の治し方と原因は?|扁平足でお悩みなら整足院へ
この記事の監修
整足院
『扁平足』という言葉を聞いたことはありますか?立ち上がって体重をかけた状態で土踏まずが持ち上がっているか、もしくは潰れているか確認してみてください。日常生活においてしばしば見過ごされがちですが、扁平足はさまざまな健康問題の原因となる可能性があります。本記事では、「扁平足」の原因、症状、診断方法、治療オプション、そして予防策について詳しく解説します。
1. 扁平足とは?
扁平足は、足を内側から見たときに地面に接しない箇所、いわゆる「土踏まず」と呼ばれる縦アーチがなくなり、足が平らになっている状態で、外反母趾を引き起こす大きな誘因になります。アーチの崩れにより、足が地面に接する際の衝撃吸収能力が低下し、痛みや疲労の原因になります。
2. 土踏まずとは?
土踏まずとは、足の骨が形成しているアーチ状の構造を指します。体重を支えてバランスを取ったり、地面からの衝撃を吸収したりなど、土踏まずは様々な役割を担っています。通常の足裏は、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチと3つのアーチが形成されています。
土踏まずは乳児期のときには、まだありません。歩き始めてから8歳くらいまでに形成され、その8歳ごろを過ぎても土踏まずができないと、一般的に扁平足といわれます。また、大人になってから、足に合わない靴による圧迫やケガ、運動不足、体重増加などによって土踏まずが消えてしまうことがあります。この場合は後天的に扁平足になり、外反母趾のリスクが高まります。
3. 扁平足の症状
扁平足の主な症状は足の痛みですが、足の形状の変化によって膝や腰への影響もあります。長時間歩いた後に足が疲れやすい、靴の内側がすり減る、立っているときに足が外側に開くなどの症状が見られることがあります。アーチ構造が崩れると、足が疲れる、歩きにくくなる、足のしびれやタコの原因になります。その結果、足のアーチの崩れは、体全体の軸の崩れを生じさせ、外反母趾、内反小趾、扁平足、浮き指、などの足の症状のみならず、膝関節、股関節、腰痛と言った症状も引き起こしてしまう恐れがあります。
扁平足の長期的な影響
扁平足は歩行時のバランスを崩すため、膝や腰に不自然な負担をかけることになります。これにより、膝痛や腰痛といった他の関節への負担が増え、長期にわたる関節痛や変形性関節症を引き起こす可能性があります。また、足が適切に支えられず、常に不快感を感じている状態は、日常生活においても総合的な疲労感を増加させます。これは心理的なストレスにもつながり、生活の質の低下を招くことがあります。
扁平足による日常生活への影響
扁平足は単に足の痛みや疲労に関連しているだけでなく、日常生活におけるさまざまな活動にも影響を及ぼします。例えば、長時間の立ち仕事や歩行は特に困難になることがあります。また、足のアーチの崩れにより、足の形が変わることで、靴のフィット感にも悪影響を与え、適切な靴を見つけることが難しくなる可能性があります。これらの問題により、日常的な動作での快適さが損なわれ、足の問題が全体的な生活の質を低下させることもあります。したがって、扁平足の状態を改善し、適切なサポートを提供することで、これらの日常活動をより快適に過ごすことが可能となります。
4. 扁平足の原因
土踏まずは大人になるにつれて徐々に高くなるため、乳幼児の頃は誰でも扁平足です。大人になってからの扁平足は、年齢による腱の変性や体重の負荷によることなどの原因が考えられます。かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体が安定せず、片足立ちをしにくいのが特徴です。通常、治療する必要はないですが、重症化すると「外反母趾」を引き起こす可能性もあるため、痛みがある場合は専門家に相談することを推奨します。
扁平足は生まれつきの場合と後天的な理由によるものがあります。生まれつきの扁平足は、遺伝的要因や胎児期の発達の問題によるものです。一方、後天的な扁平足の原因としては、加齢、体重増加、足への過度なストレス、怪我などが挙げられます。
日本人女性は特に、靭帯が伸びやすい体質が多いです。その結果、関節が緩み、足のアーチが崩れる可能性が高まります。また、ヒールなどの踵の高い靴を履かれる方は、足に大きな負担がかかりやすいです。このような理由から、男性よりも女性の方が扁平足になりやすいとされています。
5. 扁平足の治療と予防
扁平足の治療には、まずは適切な靴を選ぶことが基本です。アーチサポートが備わったインソールや、特別な整形外科用シューズが役立つことがあります。また、理学療法士による足の筋力を強化するためのエクササイズも効果的です。
扁平足の予防には、足に合った靴を選ぶことが重要です。特に、靴の幅が足に合っていること、かかとが安定していることを確認してください。また、日常的に足の筋肉を強化する運動を行うことが効果的です。例えば、足指を使ってタオルをつかむ運動や、かかとを持ち上げる運動がおすすめです。これにより、足のアーチを支える筋肉が強化され、扁平足の発生リスクを減らすことができます。定期的にストレッチを行い、足の柔軟性も保ちましょう。
6. 扁平足と外反母趾の関係
扁平足は外反母趾を誘発します。扁平足になると、土踏まずの部分に重心がかかるため、足の親指側に負担が増えます。その影響で、足の親指の内側にある「母趾内転筋」という筋肉が硬くなり、縮んでしまいます。さらに、先の細い靴を履くと、親指が内側に押されて曲がりやすくなります。このため、足の甲から親指の根本にある「第1中足骨」という骨が内側に曲がり、突き出た部分が痛むことがあります。これが「外反母趾」と呼ばれる状態です。外反母趾が進むと、親指を外側に開く筋肉である「母趾外転筋」も本来の働きができなくなります。本来は親指を開く筋肉ですが、骨と一緒に小指側にずれてしまい、親指を閉じる方向に働いてしまいます。このため、外反母趾が進んでいる人は、親指を開く運動を慎重に行う必要があります。
7. 当院の取り組み
扁平足は多くの人々に影響を与える一般的な足の問題であり、適切なアプローチを用いることで、その症状を軽減することが可能です。特に「整足テーピング」は、扁平足に関連する痛みや不快感を管理する効果的な方法の一つです。テーピングを行うことで、足の痛みや不快感がなくなり、母趾外転筋と母指内転筋を正しい位置で使えるようになることにより、足裏を鍛えるサポートができます。
整足院
整足院は、外反母趾・足の痛み専門の施術所となります。特許「整足テーピング」により施術を行っていきます。手術ではない保存療法として、①痛みの解消、②機能改善、③変形予防・悪化予防を目指して参ります。全国各地に展開しておりますので、お近くの店舗にご相談ください。足に関するお悩みや痛みを改善することはもちろん、本来の健康な足を取り戻し、笑顔になるお手伝いをいたします。
医師
斉藤 森 先生(牧田総合病院 眼科 副部長)
私が整足院に通うようになったきっかけをお話します。
年齢とともに徐々に外反母趾が悪化し、見るからに出っぱってきていましたし、太いヒールでも痛みで辛くなってきたので、まずは足を専門としている整形外科クリニックを受けました。レントゲンを撮って骨の状態をみて、インソールの提案を受けましたが、もし手術してもインソールはずっと使い続けると聞き、期待していた方向性と違っていたので困っていた矢先に整足院さんと出会いました。
整足院さんは、まさしく私が望んでいたアプローチでした。
足の形もキレイになってきましたし、指もほとんど使ってなくて浮き指でしたが、動かせるようになりました。土踏まずのあたりが内側に盛りあがっていたのもスッキリしてきました。
更に、足指が使えるようになったことで、歩く時の重心のかけ方もかわりました。
これから先インソールを手放せないのか?と悩んでいる方には是非!
自分の足の機能を取リ戻せる整足テーピングをオススメしたいです。