「浮きゆび」について

歩行時にも足趾が浮いていて、しっかり踏ん張って歩けない足の状態をいいます。

親指を足裏から押し上げた時に「甲側に90°以上曲がってしまう」足裏の異常のことをいいます。

※90°以上甲側に上がらなかったとしても、なかなか治らない[足裏のタコ]があったり、痛みがあってもなくても[巻き爪]になっていたり、足の甲が隆起するような[甲高]になっている方は

当院では「浮き指傾向」と診断し、整足テーピング施術の必要性が出てきます。

 

本来は①踵と②指の付け根と③指先の[3点]が地面に接地し、体重を支えているということが理想です。

 

浮き指では、①踵と②指の付け根だけの[2点]で体重を支えていることになり、

踵に重心が偏ることになるので、地面からの衝撃を吸収しきれずにその負担をひざ・腰・脊椎・首で補うことになり、それら各部位の不調や自律神経失調状態・うつ状態等を引き起こします。

この状態を何年・何十年、何千歩・何万歩と繰り返すことにより、

過度な負担のかかった骨を変形させ、やがて負傷の瞬間を特定できない痛みや障害を引き起こすことになります。

「浮き指」はまだ広くは認知されていませんが、実は外反母趾以上に身体の上部に悪影響を及ぼすといっても過言ではありません。

 

当院オリジナルで、浮き指を大きく2つに分類しています。

 

①「筋緊張型 浮き指」

…筋肉や腱、関節の硬さによる固まった、もしくは縮こまった浮き指

(主に柔軟性の改善が必要)

 

②「筋弛緩性の脱力指(だつりょくゆび)」

…足裏の刺激不足等で筋力が低下していて、甲側にも足底側にも指が柔らかい浮き指

(主に足底筋群の改善が必要)

 

外反母趾と同様に、

第1に足裏の刺激不足により「足底反射障害」が起こり、足に力が無く踏ん張れない状態になります。『足側の問題』

第2に踏ん張れない状態で、先細で踵の高いハイヒールやパンプスによる爪先立ち姿勢を多くすることにより、中足指節関節が固くなり地面に曲がりにくい形状になってしまいます。また、スリッパやサンダルのようなつっかけて履くものを、脱げないように足指を上げたり、縮こまらせてしまう「ロック歩行」も大きな要因になります。『靴側の問題』

 

当院で[整足バランステーピング]を施します。

浮き指の状態によって、5本指全てにテープを巻き、指でしっかり踏ん張れる感覚を養います。

痛みや症状が無くなったら、全指を曲げるストレッチ、

足指トレーニング専用チューブ「フロッグハンド」や、

トゥーパッドを使用した母趾屈筋&母趾内転筋のトレーニング指導を行います。

トップへ戻る