「外反母趾」について

①足の親指が小指側に変形し「15度以上」曲がっている状態を外反母趾といいます。

②「30度以上」になると、既にくび・かた・こし・ひざ等、体に影響を及ぼしている状態になります。

※外反母趾で痛みがある・ないに関わらず、変形があり土台が不安定だと、体に起こる様々な不調の大きな原因になります。

靭帯性外反母趾

中足部の横アーチを支えている横中足靭帯(中足関節)が、伸びたり緩んだりしてしまい、親指が小指側に大きく曲がっている状態(開張足状態)の外反母趾のことをいいます。

 

仮骨性外反母趾

親指そのものは大きく曲がっていないものの、親指の付け根の骨が異常に発達(仮骨形成)して出っ張り、曲がって見える状態のことをいいます。

歩行時に親指が浮いてしまい、親指の付け根を打ち付けすぎるために起こります。

 

混合性外反母趾(最多)

靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾が混合したもので、最も多く見られる外反母趾になります。

特に中高年女性に多く見られます。

最初は靭帯性か仮骨性のどちらかから始まり、加齢につれて両方の要素を混合していきます。

親指の付け根と靴との摩擦により、粘液性の「バニオン」というものが仮骨の上に溜まることがあります。

 

ハンマートゥ性外反母趾

指が長くてハンマーのように縮こまっていたり、上を向きすぎている人に起こるものです。

生まれつきで指が長すぎたり、小さめの靴に圧迫されて縮こまってしまったり、大き目・甲高の靴を脱げないように足趾をロック歩行する癖がついてしまった足に起こります。

 

病変性外反母趾

へバーデン結節・リウマチなどの病変により、著しい変形や脱臼を伴っている状態のものをいいます。
ひどい外反母趾のほとんどがこのいずれかによる変形です。

①1次的な原因は、子供の頃の足裏の刺激不足による「足底反射障害」によるものです。

②足趾の機能が低下して弱った状態で、ハイヒールやパンプス等の先の尖った不安定な靴を履くことによって、2次的に悪化をすることになります。

整足テーピングにより、足ゆびや中足部の「補整」を行います。あくまでも強く引っ張ったり、強く締めたりするような「固定」や「矯正」ではありません。

整足テーピングを続けて順調に負担を減らせると、
1〜2ヶ月で「足の痛みの解消」を目指せて、半年で「機能的な改善(痛みの出ない足)」を目指していけます。

整足テーピングをしている最中は、使おうと意識をせず「無意識でも足ゆびが使いやすい状態」を維持できます。

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